10/16(月) ヤクルトー阪神 22回戦 神宮球場
ヤクルト0-3阪神
勝 井川(14勝9敗) 負 石川(10勝10敗)
井川の最多奪三振を賭けた最終戦。
そして、タイガースでのラスト登板となるかもしれない今日の試合。
生で見ることは出来なかったけど、ダイジェストで見た井川はとてもいい表情で投げていた。
程よい緊張感と集中力、そして笑顔。
最後のバッター田中を三振に取り、川上と並ぶ最多奪三振を決めた瞬間に弾けた気合。
一年通してこういう気持ちで投げ続けることが出来れば、それこそ毎年20勝するんじゃないかとさえ思う。
ここ数年の井川の気持ちは不安定だった。
それがピッチングにも影響した。
それは、タイガースにとって井川という存在が大きくなっていったと同時に、井川にとってもタイガースという存在が大きくなっていったからだと思う。
井川にとってのベストシーズンは2002年。
まだ優勝なんて遠い未来の話だと思っていた頃。
その頃の井川は、気持ちにブレがなかった。
というよりも、チームの勝敗うんぬんにあんまり興味がないようにも見えた。
ただ、目の前の一試合一試合をこなして行く。そんな感じ。
2003年以降、チームは優勝を狙えるようになった。
一つの大きな目標に向かって、監督・選手・ファンが一体となって闘うシーズンが生まれた。
そして、井川の中に今までに無かった一つの感情が生まれたんじゃないかと思う。
それは、ファンを、共に闘う仲間を、いや、タイガースそのものを好きになる気持ち。
だからファンのために仲間のために勝ちたいと思うようになった。
誰かのために勝ちたいって思ったと同時に、負けることに対する恐怖心が芽生えたのだと思う。
だから、どうしても勝たなくてはいけない試合であればあるほど、その恐怖心に気持ちが負けてしまったんだと思う。
自分のために投げていたあの頃とは異なり、チームのために投げるようになった井川。
負けることが、とても怖くなってしまった井川。
それが、ここ数シーズンの井川のピッチングの変化だったんじゃないだろうか。
メジャーに行けば、そういう気持ちをリセットして、また自分のためにだけに投げることが出来るかもしれない。
ただ、純粋に投げていた2002年時の様に。
確かに、メジャーに行くことは挑戦だと思う。
でもね、井川の心の中にあるその恐怖心を打ち破ろうとすることもまた大きな挑戦だと僕は思う。
それは、タイガースに残らないと出来ないこと。井川が好きになったタイガースでプレーしないとそういう恐怖心は芽生えてこないだろうから。
井川にとっては恐らくメジャーで活躍することよりも困難な道だと思う。
しかし、この試練を超えられれば本当の意味で大エースになれると思う。
井川が、どちらの挑戦を取るか、それはまだ分からない。
どちらの道を選んだとしても、僕は井川を応援する。
でも僕は、この試練を乗り越えた井川を見てみたいと思うんだ。
みなさんは、どう思いますか。
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